「申込」「登録」などのボタン、英語では何と表記すべき?

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ボタンいろいろ

英語と日本語、両方のウェブページを作るという仕事がありました。

なかみはもちろん、英文の分かる方が別に用意してくださるので問題ないのですが、デザインとコーディングはこちらに任されている状況で、ふと困ったことがありました。

それは、「ボタン」です。

それはあるイベントに関するページだったので、日本語で「参加申し込みはこちら」とか「応募する」というような文言のついたボタン型のリンク画像が必要だったのです。日本語版のデザインは無事すんだのですが、そこでふと、「あれれ、英語版ではどう書くの……?」と止まってしまったのです。

というわけで、海外のサイトをめぐって調べてみました。

登録そのものの意味の「register」

まずは今回私に必要だった、イベントへの「参加申し込み」または抽選に参加するような場合の「応募する」は、「register」が正解のようです。

マラソンなどのスポーツイベントとか、ハッカソンなどの参加申し込みページへのリンクに「register」というボタンがよく見られます。

Registerボタンの例

registerボタンの例 2

そのほか、ボタンではありませんがAppleのデベロッパー登録のことがregisterと表現されていたり(→Appleのページ)、メンバー登録のページへのリンクに「register」が使われている例(→参考ページ)もあります。

registerを英和辞典で調べてみると、動詞としては「登録する、記載する、登記する」という意味が載っていました。「登録する」という日本語を直訳するとしたら、いちばん近いのがregisterなのかな、という感じでした。

「attend」はイベントへの参加

イベントへの参加という意味のボタンには、ほかに「attend」というのもあるようです。attendの意味は英和辞典には「出席する/参列する」と出ていますから、そのままですね。よりていねいに「register to attend(参加登録)」「register to attend an event(イベントに参加登録する)」とした例もありました。

Attendボタンの例

「sign up」はフォームのことだったりもする?

sign up(サインアップ)」は、例えばTwitterとかFacebookのようなサービスにアカウントを登録するときによく見かけます。すでにアカウントを持っている場合の「sign in(サインイン)」も合わせて、これはご存知の方も多いと思いのではないでしょうか。

sign in / sign up ボタンの例

それからもうひとつ、イベントへの参加フォームじたいのこともsign upというようです。

例えば、このサイトはイベント募集フォーム作成サービスなのですが…
http://www.signupgenius.com
ここでは、sign upという単語が「create a sign up(サインアップを新しくつくる)」のように、名詞として使われています。

ただ、それらのsign upsのなかにはきっと「参加する」とか「これで登録する」という意味のボタンがあるはずですが、そのボタンに「sign up」という文言がついている例は見当たらなかったです。単に「submit」とか、もしくは前述の「attend」や「register」とか、有料の場合は「proceed to checkout(決済へ進む)」が使われているみたいでした。
https://www.signmeup.com

*checkoutはお勘定の意味

フィードやメルマガは「subscribe」

おなじ「登録」でも、メルマガの購読、Youtubeのチャンネル登録、ブログのフィードの購読などの意味での「登録」は「subscribe」が使われているようです。

subscribeボタンの例

subscribe(購読)ボタン

ところで、subscribeを英和辞典で調べると「寄付する」の意味が載っていますが、ボタンの文言についていうと、どうもあまり「寄付」の意味では使われていないように見えます。フリーウェアやウェブサービスへの寄付といえば「donate」、これは昔からよく遭遇しますよね。

次のスクリーンショットはとある海外のニュースサイトからですが、同じPaypalの決済ボタンでも、有料購読のsubscribeと、運営への寄付らしいdonateが別々に存在しています。

subscribeとdonateボタン

直訳はむりなのですね。

以上、英語のプロでも何でもない私が英語圏のサイトを巡って探してきた例なので、もしかしたらまちがってる部分もあるかもしれませんが、そのあたりはどうぞご容赦ください。ご指摘はtwitterアカウント等へお待ちしています。

こうしていろんなサイトを調べてみておもうのは、日本語では同じ「登録」や「申し込み」でも、英語ではその対象が何かによっていろいろ変わるのだなあ、ということです。和英辞書から単純にひっぱってきて、直訳でこれと決められるものではない、というのを実感しました。