「サラリーマン居酒屋放浪記 」(朝日新書) のイラスト制作を担当しました

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「サラリーマン居酒屋放浪記」イラスト制作実績

制作のとき、原稿を読みながら作業をするものだから、お腹が鳴って仕方なかったのと、「早く飲みに行きたい!」という心の叫びでいっぱいいっぱいになってしまって、それはたいへんでしたのよ。グルメ系のイラストをご紹介する記事ではいつもそんなこと言ってますが、これは特に飲みたい欲が強まった。

Factory70は、朝日新書シリーズから2016年2月に発売された本「サラリーマン居酒屋放浪記」のためにイラスト(挿絵)を制作いたしました。

この記事では、出版社様・制作会社様向けにイラスト制作のデータをご紹介するとともに、一般の方向けには本の紹介をお伝えします。

サラリーマン居酒屋放浪記 (朝日新書)
著/藤枝暁生
出版社/朝日新聞出版

イラスト制作にあたって

イラスト制作にあたっては、仮原稿と各店のスナップ写真を受け取り、原稿を読みつつ写真を参考に絵に起こしていきました。原画は手描きイラストで、そのイラストを家庭用スキャナでスキャニングし、印刷用にある程度の補正を施したデータを納品しました。

その他、イラスト制作のご依頼条件は次の通りです。

  • サイズ(印刷時):3-5cm四方
  • サイズ(実制作時):10-15cm四方
  • 画材:ペン(ピグメントライナー)、画用紙
  • イラスト納品方法:データ/.psd
  • イラスト制作価格:一冊分のグロス計算+追加制作分。具体的な価格はお尋ねください。

朝日新書「サラリーマン居酒屋放浪記」イラスト制作例

Factory70ではこういったイラスト制作のご依頼を承っています。グルメ系・酒場巡り、旅行に関する企画などの挿絵としてご利用頂いています。イラスト制作受注実績は160回、制作点数1800点以上。イラスト制作のご依頼はFactory70 イラスト制作プロモーションサイトをご覧ください。

本の紹介 – 単純なガイドじゃなくて、読み物です

まえがきには編集者さんの言葉として、こんなことが書かれています。
「酒場をめぐる本というのはたくさんあるけれど、書いているのはたいてい自由業の人で、なぜかサラリーマンの書いたものがない。酒場のお客様の大勢を占めるのはサラリーマンなのに」

そうなんですよ。私がいまあまから手帖で割烹巡りの絵を描かせて頂いている太田和彦さんにしても、吉田類さんにしても、元々はグラフィックデザイナーやイラストレーターなんですよ。ということで同じジャンルでも新たな目線を持ち込んだのがこの本です。藤枝さんは「居酒屋探訪系:サラリーマンクラスタ」を今後担うことになるのか。

単純にお店ガイドとして読むともったいない。どちらかというと読み物です。おいしそうなお酒とおいしそうな肴、喧噪、ほんわかと包み込むような酒場の空気が描いてあります。

イラストもできるだけそれに寄り添うよう、居酒屋のその場でスケッチしたようなざっくばらんな感じを意識して描いていますので、その点にもぜひご注目いただけたらと思います。

「読んでると、飲みたくなる!」-「サラリーマン居酒屋放浪記」の背表紙。

うむ、間違いない。

紹介されているお店は老舗もありますがどれも庶民派です。東京だけでなく帯広、秋田、名古屋、福岡のお店も登場します。大阪はホワイティ梅田の串カツ屋も載ってますよ。

みんな、自分の地元や会社の周りの街のことを「このあたりってなんもなくてつまんないんだよねー」なんて簡単に言うんだけど、この本を読むと思うのには、じつは入りにくいと勝手に決めつけてスルーしてしまっていただけで、ほんとうは楽しい酒場が身近にあるかもしれない。

人は、見たいものを選んで見るっていうんです。最近家と会社の往復だけでつまんないなぁとお思いの方はぜひ「サラリーマン居酒屋放浪記」を読んでみてください。それで、もし載っているお店が近ければそこへ、近いお店がなければあらためていつもの街を探検してみてください。意外なところに自分の居場所を見つけるかもしれませんよ。

著者の藤枝さんにはお会いしたことはないのですが、私の地元の守口にもいい感じの立ち飲み屋があるので、機会があったらぜひご紹介できるように、私ももうちょっと街に繰り出してみたいと思います。

「立ち飲みとか行ったことないし」という方でも、大丈夫。この本には「立ち飲みでドリンクを注文する作法」などのコラムもついています。「立ち飲みにおいてはファーストドリンクは5秒以内に注文すること」だそうですよ。楽しい!

サラリーマン居酒屋放浪記」は朝日新書シリーズからの発売です。Amazonまたはお近くの書店にて、ぜひお買い求めください。