作品ファイルはもう古い?優秀なイラストレーターはウェブで見つける
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イラスト制作を外注したい編集者さんやアートディレクターさんへ、イラストレーターの見つけ方を提案してみます。
イラスト制作の発注先を探す方法は、従来の現物の作品ファイルも良いですが、ウェブサイトで検索するのはより有利だと思うのです。
なぜなら、伝わるウェブサイトを持っているイラストレーターは、優秀な可能性が高いからです。
現物の作品集から……でなければダメですか?
一般にイラストレーターの営業といえば、編集者さんやデザイン事務所に直接お伺いして、または郵送で作品ファイルを渡すもの……とされています。
イラストレーターを目指す人がよく参考にしている「イラストレーターになるには
」のような本でも、あるいは類似のノウハウ本のほぼすべてに、アポを取って直接作品集を手渡すべしと書かれています。
なるほど、たしかに編集者さんやディレクターさんの立場を想像してみれば、実際に作品集を手に取って見ることができると、なんとなく安心できるのだろうということは理解できます。「やはり直接会った人にでないと、発注できない」という意見を聞くこともあります。
伝わるウェブサイトを持つイラストレーターは狙い目です
しかし、直接作品集を渡したイラストレーターの方が優秀で安全だ、とは必ずしも言えないのではないでしょうか?
googleなどで検索をして営業用サイトが見つかるようなイラストレーターは、それなりに仕事に対する”意識が高い”と言えます。
検索で見つかるのは、仕事に対して掘り下げた証拠
ウェブ検索で適切に見つけてもらえるウェブサイトを持つためには、適切なキーワードを盛り込む必要があります。
イラストレーターのウェブサイトは必然的に画像を多くしなければならないなか、それでも検索に当たるように作り込まれているということは、イラストレーター自身が営業用サイトとして機能するように研究を重ねて作ったか、もしくはウェブサイト制作業者に外注する余裕があるということです。
どちらにしても、イラストレーターが自身の仕事について深く掘り下げていないと、営業用サイトは作れないのです。
優秀なイラストレーターは、忙しい
また、優秀で忙しくしているイラストレーターは、直接売り込みをしたり作品集を手渡しにいくヒマがなかなか取れない、という面もあります。それゆえ、ウェブサイトを少しがんばって、自分が忙しい間も見てもらえるチャンスを増やそうとしているのです。
意外と、実地の売り込みをしてくるイラストレーターのうち、開業したての人の割合は想像より多いかもしれません。
ぜひ、ウェブ検索でイラストレーターを探してください
ポートフォリオのストック棚から探すのもいいですが、ウェブ中心に営業しているイラストレーターがいることも、ぜひ覚えておいてくださいね。