Startup Weekend Osaka(2013)に参加しました

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もしあなたが、Startup Weekendに興味はあるけど、ちょこっとちゅうちょしているので…という方ならば、これを読むとちょっと肩の力が抜けるかもしれません。

先月、4月の19日から3日間、大阪本町で行われたStartup Weekend Osakaに参加してきました。これは、優勝したチームの記事ではなく、うまくいきそうでいかなかったとあるチームのお話です。

Startup Weekendって何か?というと、

StartupWeekendとは :

StartupWeekendは、金曜日の夜から日曜日にかけて54時間で起業にチームでチャレンジするイベントです。

主役はいつかなにかで起業したいと考えている会社員の方やフリーランスの方、すでに起業しているけどもう一度スタートアップしてみたいなと思っている方です。

(Startup Weekend Osakaウェブサイトより)

金曜の晩に知らない者同士でチームを組んで、土日でひとつのビジネスを作り上げる。それも、必ずお客さんがいてなおかつミニマムな形のものを。ってこと。

ほんとうにビジネスが動き出すときにやるべきことを、たった3日間でやろうというイベントです。

ここは日本ではありません?

私が参加することになったチームは、外人さんがリーダーのチームでした。
外人さん3名、日本人3名。私以外の全員が英語スピーカー。

 

…えー? えー!

いやたしかに、せっかくふだんできない体験をしにイベントに参加したんだから、外人さんチームてのはそうとうおもしろいぞ?と思って声をかけに行ったのはたしかですが…

まさかチームの公用語が英語になるなんて、そこまでは予想してなかったよ。

プロダクトはとにかくいいものができた、が。

私たちは、iPad向けのゲームを作りました。楽しく英会話を学べるゲーム、というもの。

リーダーは、自分が考えたゲームへの愛情がとても強かったです。自分のアイデアに対するたっぷりの自信と愛、日本人にはなかなか持ちえないものです。おかげでさっさと仕様がきまり、いいゲームができました。だけど、その愛の強さゆえに「本当にこれでいいのか?」と振り返る余裕がなかったのが弱点だったように思います。

ゲームじたいは、外人プログラマがそうとういい仕事をしてくれて、2日目の晩までには実際に遊べるものができていました。私もグラフィックを提供して、これについてはとてもうまくいっていました。

ただ、それが誰の問題を解決するものなのか、誰のココロを捉えるべきものなのか、はたまたビジネスモデルはどうなのか、そのあたりはあいまいなまま進んでいきました。

 

Startup Weekendでは、MVPやエレベータピッチといったテンプレートが用意されています。どれも、「小さく産んで大きく育てる」スタートアップに最適なものです(「リーン・スタートアップ」を読んでみてください)。うまく駆使すれば、私たちがあまり詰められなかった部分を強化することができたでしょう。

たったの3日間、時間に追われるからこそ。

他のチームも、同じようなことで悩んでいるようでした。日本人同士でだってまとまらないのです。

でも、最終日を迎えると、いろいろとまとまらないことはあるけれど、とにかく最後にはいいプレゼンテーションをできるようにしよう!ということでみんなの心がひとつになっていきます。

この高揚感がすごく…すてきというべきかわからないけど、何か特別な感覚でした。

チェックタイムまであと1時間しかない、でもまだ何もできてない…!みたいな状況に陥った私たちは、必死に考えます。今いちばんやらなきゃいけないことは何か?最低限、いっこだけやるとしたら何か?

時間に追われるなか、必死で考えてひとつだけ残るミニマムな行動。これって、もしかしてめっちゃ大事なことなんじゃないか?って思いました。

 

で…私たちの最終プレゼンはどうだったかというと、時間に追われながら頭をひねって作った文章は全部読めなかったし、うまくいっていたと思っていたゲームの実演も、Bluetoothが混線して失敗したのでした。

あわわ。現実はそんなもんなのです。

自分で何かをつかみにいくイベントです。

そんなわけで、Startup Weekendに興味を持ってはいるけど、なにかちゅうちょしてしまう方に言いたいのは、これは、なにか特別なスキルを持った人のための発表会じゃない、ってことです。

ウチのチームにもすごいエンジニアがいたけど、しかもとてもいい仕事をしてくれたけど、それで優勝できるなんてことはないのです。リーダーはすごく情熱を持っていたけど、それだけでもだめなのです。

うまく回るかどうかは、アイデアと、仲間と、あと時の運…なんじゃないかな?現実の世界ってそんなもんちゃう?っていうのを、自分の身を以て体験するためのイベントなんじゃないかと思いました。
そしてそれがうまくカチッとはまったら、そのまま現実の世界へ漕ぎ出すこともできるよ、という。

だから、迷っている人はいちど、自分の持っているスキルなどは気にしないで、参加してみてください。

ただ、気をつけなければいけないのは、行けば誰かがエスコートしてくれるわけじゃないということです。
「自分、何もできないんで」じゃなく「自分、これだったらできますけど」と言える人が歓迎されるし、そういう人が楽しんでいたように見えました。

ていうか、それも現実の世界と同じ、か。